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今日の一話 –アニメとドラマと映画と私–


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2019  07:12:01

『空の青さを知る人よ』は大人こそオススメな映画

何も前知識なく観に行き、とても良い映画で、観れてよかった!となったので感想を書いておきます。
『あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない』『心が叫びたがってるんだ。』の製作チームが送る映画ということで話題のようですが、実は私はその二つも見ておらず、まっさらな状態でした。後から感想を見渡すと、3つの作品の中では今回が一番一般受けしそうという予想ではありましたが、もともと二つの作品のファンにも好評なようで、つまりは広く人に勧められる作品なのでは、と思っています。
多くの人が共感する心の成長を、綺麗な絵と、繊細な音楽と、可愛らしいキャラクターで描いており、アニメーションらしい少しファンタジーを交えて盛り上げつつ描いています。
声優は今をときめくテレビをつければ見ない日はない俳優陣を使っているけれど、とにかく自然で上手くて俳優を声優に使うのは反対勢を唸らせると言われている良さでありました。(私は誰が声優か知らずに見て驚いたクチです)
というわけで概要だけでも大変オススメなのですが、私的にヒットした部分を書いておきます。
下記、細かなネタバレというよりは、概念的にネタバレではあるので、映画を見る前に読むよりは、見た後に読んでもらうと通じると思います。
あらすじ[公式サイトより]
山に囲まれた町に住む、17歳の高校二年生・相生あおい。将来の進路を決める大事な時期なのに、受験勉強もせず、暇さえあれば大好きなベースを弾いて音楽漬けの毎日。そんなあおいが心配でしょうがない姉・あかね。二人は、13年前に事故で両親を失った。当時高校三年生だったあかねは恋人との上京を断念して、地元で就職。それ以来、あおいの親代わりになり、二人きりで暮らしてきたのだ。あおいは自分を育てるために、恋愛もせず色んなことをあきらめて生きてきた姉に、負い目を感じていた。姉の人生から自由を奪ってしまったと…。そんなある日。町で開催される音楽祭のゲストに、大物歌手・新渡戸団吉が決定。そのバックミュージシャンとして、ある男の名前が発表された。金室慎之介。あかねのかつての恋人であり、あおいに音楽の楽しさを教えてくれた憧れの人。高校卒業後、東京に出て行ったきり音信不通になっていた慎之介が、ついに帰ってくる…。それを知ったあおいの前に、突然“彼”が現れた。“彼”は、しんの。高校生時代の姿のままで、過去から時間を超えてやって来た18歳の金室慎之介。思わぬ再会から、しんのへの憧れが恋へと変わっていくあおい。一方で、13年ぶりに再会を果たす、あかねと慎之介。せつなくてふしぎな四角関係…過去と現在をつなぐ、「二度目の初恋」が始まる。

子供の頃に思い描いていた大人になっているのかな
この話の軸になっているのは、多感な高校生の頃の勢いや、熱い想いを大人になったときにも持ち続けているのかな、というのを、年の離れた姉妹とその周りの人物を通して描いている。
きっとあおいと同世代の人がこの映画を見たら、あおいや、高校生の頃のしんののように、未来に向かって自分の気持ちを大事に進んでいきたい、そう背中を押してくれる映画なんだと思う。
そして、私のように、あかねと同世代以上の大人が見たときは、今の自分が昔の自分が思い描いていた自分かな、と振り返るきっかけになると思う。
思い描いていた自分、そのものだ!なんて人はそうそういないと思うけど、それでも今の自分に満足しているなら、きっと過去の自分は笑ってくれる。
もし、今の自分に満足していないなら。
過去の自分が期待していた未来の自分じゃないことに諦めるんじゃなくて、未来はまだ続いているんだと、思い出せばいい、そんなことを教えてくれる映画なのだ。
自分の人生、自分で決めて動いているかな
両親を亡くし、姉のあかねが妹がいるあおいの親代わりとなったのは高校生3年の頃。そして、年の離れた妹が同じ高校3年生になり、あおいは自分のせいであかねが自分の人生を諦めたと思っている。その思いは、あおいだけではなく、世間的にも、親を亡くし、妹を育て、しっかりとしたお姉ちゃんとして生きてきた彼女を見る目はあおいと同じで、ある意味かわいそうなんて思っているかもしれない。
もちろんあかねに自由があったなら、違う選択もあっただろう。それでも、それもあくまでも選択であり、そして選択するのは自分であり、そして決めてきたのは自分だ、そう思えている人は強い。
市役所の職員に、あかねが言い返しているシーン、そのセリフ、とにかく響いた。
自分が犠牲になったという思いではなく、大事なものを自分で決めて、進んできたあかねをかっこいいと思った。素敵だと思った。そうありたいと思った。
大事なものと、向き合えているかな
あかねがあおいを育てる上での頑張りをあおいが知るシーンがある。
大事な存在を、大事にするって難しいけれど、それって、真剣に向き合うということなんだな、ということを教えてくれるシーン。
私はきちんと向き合えているかな。
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私は大海も、空の青さも、何と知れていない気がして、それでも、これから知っていけばいいんだな、と思わせてくれる映画ということで。
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